mi-happilylife’s blog

コーヒー大好き、何気ない日常をいかに楽しむか、それはわたし次第

※ネタバレあり【スウィートノベンバー】が教えてくれた真実の愛

こんにちは、映画大好きmi-です。

 

今回は私が恋愛バイブルとして大切にしている作品のひとつ

「スウィートノベンバー」の自分なりの解釈と実践してみた結果を

赤裸々にお伝えします。

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https://g.co/kgs/5KxKke


 

こちらの作品は仕事一筋で働くことが家族のためと思っている男性と、

大切な人に素直に甘えることが出来ない女性に見てもらいたい作品です。

 

本当に大切な時間は?

本当に大切な人は?

本当に大切に想ってくれている人は?

本当に大切な人の前であなたはどうありたいですか?

 

作品との出会い

こちらは2001年公開のキアヌ・リーブスシャーリーズ・セロン

主役を演じるラブストーリー。

私が出会ったのは19歳の秋でした。

まだ学生だった頃近くのTSUTAYAでジャケットに惹かれてレンタルしたのを覚えています。

 

作品の世界観

シャーリーズ・セロン演じるサラの住んでいる街並みが

おしゃれで穏やかでとても好きでした。

ブリーダーの犬の散歩を引き受けて

海辺を走り回るシーンなんて最高でした。

サラのアパートのキッチンやバスルームのレトロ可愛い空間も。

エンヤの曲を挿入歌で使われており

更に芸術的に魅せてくれる風景も、何もかも魅力的でした。

 

サラの強さ

基本的に昔からベタな恋愛映画は惹かれないんです。

肉体がいずれ離れ離れになってしまっても魂で繋がり合える

記憶の中で幸せを蘇らせることができる、そんな尊い作品が好きです。

初めてこの作品を見た時、とにかくサラ演じるシャーリーズ・セロン

とても美しく映りました。

ネルソン演じるキアヌ・リーブスの前に突如現れ

強引に誘い出すサラ、自由奔放な姿を見せながらも

内心は自分の病気と向き合いながら、他人を救いたいという

女性の持っている母性と強さを強く感じました。

「私の11月にならない?」

このセリフから二人の愛は始まったのです。

 

愛しているからこそ

幸せな思い出のまま

綺麗で健康な自分を忘れないで欲しいから

肉体的には別れを選んだサラ。

不安で気が狂いそうなくらいなのに

そこまで相手のことを思って身を引くことが出来ますか?

 

最高の時間の使い方

ネルソンは仕事を無くし、時計をサラから捨てられ

携帯は没収されました。

高価な服も朝起きたらホームレスに寄付されてて

ネルソンは隣人のお古を着せられました。

初めはそんな生活に慣れることができなかったネルソン。

当たり前ですよね、自分じゃありえないw

でもサラの愛によって日に日にネルソンは頭ではなく

感情で本当の愛に気付くことができたのです。

本能を研ぎ澄ます二人のゲーム、最初は全くダメだったネルソン。

いつの間にか目隠しをされていても愛しいサラをすぐに捕まえれるようになりました。

本当の愛ってこれだ!!って感動したのを覚えています。

 

今までタイムイズマネーだ!と時間をお金に変えていたネルソンは

お金では絶対に手に入らない大事な時間を手に入れることが出来たのです。

これはネルソンが柔軟性があって有能だったわけではないんですよね。

サラが不幸なネルソンを見つけて愛情で救ったからです。

 

 

ネルソンのプレゼント

別れたはずのネルソンでしたが突如感謝祭に現れ

12個のクリスマスプレゼントを持ってきてくれます。

ひとつひとつに大事な思いが詰まっていて胸が苦しくなります。

このプレゼントがどれも素敵すぎて涙なしでは見て入られません。

12個目は笑っちゃうくらいのラブソング。ここだけコメディタッチw

 

そして極め付けは部屋びっしりに貼られた11月のカレンダー。

 

「毎月が11月だよ。毎日愛してる。二人の月に終わりはない。運命には逆らえない。俺の生きる理由は一つ、君を愛し、幸せにし、一瞬一瞬を輝く物とする為に。欲しいのは11月だけだ。他に何もいらない。」

 

こんなにサラが愛されたのは

やっぱりネルソンがすごいんじゃなくてサラの愛に溺れたからだと思うんです。

 

で、それでも別れを選ぶことが出来ますか?

 

二人の結末

今の弱い自分も全て受け入れてくれる愛する人が目の前にいる。

でもその人との未来まで想像してそれでも別れを選んだサラを

ネルソンはもう追うことはありませんでした。

サラを行かせることが本当の愛だと理解したからです。

二人はとても愛し合っているのに別れました。

他の口コミでは「そのあとネルソンはサラに会いに行ったと思う」

という感想もよく見かけましたが、私は会いに行かなかったと思う。

それがネルソンが最後にサラに返した愛情だったと思うからです。

そして朝の丘の上からエンヤの曲が流れてエンドロール。

 

これを悲しい結末だ、最悪だという声もよく聞きますが

私はそうは思わない。

必然に出逢った二人はネルソンだけじゃなくサラも

本当の愛に気づくことが出来た、そして二人で別れを選んだ。

たったの1か月が永遠に変わるようなそんな感情、

愛しているが故、綺麗なままで。こんな尊い愛はそうそう無い。

 

実践してみた

この作品にひどく感化された私は

私もサラみたいに大きな愛情で誰かを幸せにしたいと思い実践してみました。

こんな事まで実践するなんて頭おかしいんじゃないの?

 

実際にはマンスリー彼氏は現実的ではありませんでしたw

1ヶ月はあっというま過ぎたんですね。

そこで私は「ワンクールラブ」と名付けて3ヶ月彼氏にアレンジしました。

 

出会って付き合って3ヶ月一緒にいてお別れをする。

このサイクルを2年ほど繰り返しました。

これが当時の私にはとても合っていたんですね。

相手側からすると随分勝手だと思われていたと思います。

でもこの裏には深い深い愛があったので私の気持ちはブレませんでした。

愛情が情に変わるまで、サラの言う「綺麗に別れられる」これです。

こんな話聞いたら、ただの尻軽女だったんじゃない?って思いますよね。

そう周りに思われても私は平気でした。

愛情を与えることの何が悪いの?って。

 

ただサラと違うのは私はその中でネルソンを見つけることは

出来なかったということ。というよりこんなことが出来たのも

ちゃんと心に決めた一人の人が他にいたからです。

この辺は理解できない人が多いと思いますw

 

結果どんなワンクールラブを繰り返しても

心変わりすることはなく、ちゃんと帰りたい場所へ帰ったのです。

ただそれほどの相手でものちに別れることになるのですが。

 

そして今でも私はその月に出逢った人にマンスリーのあだ名をつけます。

今年はJulyとSeptemberとNovenber

やはりこの中にもネルソンはいませんでした・・

それでもいつか私も言われるような女になりたい。

 

「毎月が11月だよ」

 

まとめ

この作品に出会い、強いものは美しいと知りました。

見返りのない愛情を注ぐことの難しさ、

限られた人生の時間の中で何もしないことは

何もしていないわけではなく

本当に時間の価値を知っている人は

そこに幸せを見つけることが容易にできる。

若い時にこの作品に出逢えてよかった。

今でも11月には必ず観直しています。

 

本当に綺麗な二人の世界をぜひご覧ください。